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趣味の話(時計物語)
今回は長いですが、写真だけでも見てくれたら嬉しいです。

たまに友人から、花山さんは多趣味だと言われます。
自分としては、面白そうな事を見つけては勉強したり調べたりしているのが
好きな感じなのです。
しかし、女性と楽しくおしゃべりできるような趣味が無いのが残念ですが・・・

ここ何年か前に始めた趣味で腕時計があります。
9_3_1.jpg
中でも音叉式時計というものを調べたり勉強したりしています。
機械式(ゼンマイ)時計が全盛だった時代に機械式の何十倍も精度の高い
時計として登場したのですが、すぐにクォーツ式時計に負けてしまい、
わずか17年で姿を消した珍しい時計です。
9_3_2.jpg
写真は中の機械が見えるスペースビューというモデルで
名前の通り中の音叉を電池の力で振動させて、それを動力にしています。
そしてこの時計は、腕時計としては評価は低く比較的安く手に入るのも特徴で
海外のオークションから手に入れれば、さらに安く手に入ります。

そんな感じで、ある時、海外オークションで安く人気もモデルが出ていたので購入しました。
9_3_3.jpg
アストロノーツ、1963年のマーキュリー計画で宇宙へも旅した
人気モデルです。

しかし、電池を入れても動かない・・・・
安かったからかなぁ・・・海外のオークションだから説明は全部英語だし・・・
翻訳ページで翻訳したんですが、よく分からないし・・・
まあ、海外オークションだから失敗もありますよね。
アンティークの時計の時計屋に持っていったら
「あぁ・・・この時計は直せないよ・・・」だって・・・
日本では人気が無いから弾数が無い、部品も無い、
修理する人もいない・・・orz

仕方ないか・・・・



そこで、
自分で直そう!
そう、思ったのであります。

まず、音叉式時計で一番安い動く時計を海外オークションで手に入れます。
9_3_4.jpg
写真はレイルロードモデル、一番安く手に入れることの出来るモデルです。
9_3_5.jpg 9_3_6.jpg
裏蓋を開けて、ムーブメントを取り出します。
9_3_7.jpg 9_3_8.jpg
針をはずします。
9_3_9.jpg
文字盤をはずすと中のムーブメントが顔を出します。
9_3_10.jpg
中の構造を確認しながら分解を進めます。
写真の下の銀色の部品が音叉です。下の緑のパーツがこの時計の動力部分でしょうか
9_3_13.jpg
事前に用意しておいた、この時計の整備マニュアル。
全部英語です^^、写真があるので無いよりはましでした。

次は、アストロノーツを分解します。
9_3_11.jpg
レイルロードとアストロノーツは文字盤は違いますが、中のムーブメントは同じ
214というムーブメントを使ってます。電池を入れても動かないということは、
おそらく、この緑のパーツがダメなのではないかと推測しました。
9_3_12.jpg
途中経過は写真がありませんが、入れ替えました。
9_3_15.jpg
針を戻し、ケースに戻します。

そして、運命の瞬間
電池を入れる


・・・・・・
・・・・・・・・・動かない、針が動かない

しかし、
音叉式時計は「ヴィーーーーーン」という、独特の動作音がするので
動力部分は動いているようです。
動力部分が動いて針が動かないということは・・・英語は読めませんが
整備マニュアルを見てみる
9_3_14.jpg
どうやら、このページが音叉の動力を歯車に伝える説明のようです。
イラストを参考に拡大鏡で歯車を確認する。

写真に撮ることの出来ないぐらいの部品が、歯車にあたっていないようでした。
一番細い精密ドライバーで調整する。

再びトライ


9_3_17.jpg

やったー!
動きました!
この記事を書きながら腕に付けていますが、今のところ問題はありません。

はるばるアメリカからやって来て目を覚ますことなく引き出しの中に
しまわれた時計は、心臓移植という大手術を成功させて、
今日、初めて目を覚ましたわけです。

ハロー 日本にようこそ!



自分にとって趣味は、単に時計を集めるのが趣味じゃなくて
構造を調べたり、勉強したり、分解したり、直したり・・・
そこまでが趣味なのかもしれません。
知らない事を知る。分からない事が分かる。出来ない事が出来るようになる。
そんな事を趣味に求めているような感じがします。
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